
車やバイクのカスタムでは一般的な「バーリング加工」を、什器・家具の世界に応用したメッシュウォールシェルフを制作しました。バーリングが生み出す個性的な立体感と、メッシュ棚の組み合わせにより、ガレージから店舗まで幅広い空間で活躍するシェルフに仕上げています。今回はその詳細と、アパレル店舗での施工例をご紹介します。




バーリング加工で生まれる立体感とディテール
バーリング加工は、什器や家具の世界では見る機会が少ないですが、車やバイクのカスタム、特にレースシーンでは昔からメジャーな加工方法です。車やバイクでは、軽量化のためにボディパネルやフレーム(シャーシ)に穴をあけると強度が低下するため、穴の周辺にアールを付けて立体的にすることで強度を確保するという目的で使われています。
このシェルフでは、上下のメッシュ棚同士を繋ぐ側面の補強部分にバーリング加工を施しました。穴のサイズや配置を綿密に設計し、シミュレーションを重ねて、デザインと機能を両立させています。バーリング加工には専用の金型が各サイズ必要になるため、金型の設計から制作まで全てをGANZで行うことで、イメージどおりのデザインを形にしています。



メッシュフレームとの組み合わせによる壁付け構造
メッシュ棚は無骨なビジュアルが魅力的で、これと同時に通気性に優れ、光を通すため影ができにくいという機能的なメリットも大きいです。バーリングのサイドパネルとメッシュの棚板は、ボタンキャップボルトで固定。リベットのような形状が黒皮鉄との相性を引き立て、全体のデザイン性を高めています。
棚板とサイドパネルの繋がりやテーパーの角度など、細部にこだわったデザインに仕上げました。壁面への固定方法については、壁の材質や下地の有無によって変わる場合があるため、事前にご相談いただければ最適な方法をアドバイスさせていただきます。




アパレル店舗での使用イメージ|店舗空間と黒皮鉄のアイアン什器
大阪のアパレルセレクトショップに納品施工した事例をご紹介します。今回はオプションとして、下段の棚板の下側にハンガーバーを追加。スカーフやバンダナ、S字フックを活用してベルトなどのディスプレイも可能です。シェルフの下に STD Hanger Rack /CA [HR01SCA] を置くことができるよう、施工する高さを綿密に設定しています。
バーリングが空間の世界観を引き締め、バックグラウンドカルチャーを感じさせる什器として機能しています。
ガレージや趣味の空間で使用したいとのご要望をいただく機会が増えています。ヘルメットやブーツをメッシュ棚に、ハンガーバーにはライダースなどのレザージャケットや、お気に入りのアウターを掛けたイメージを想像するだけでワクワクします。
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