Blog | 鉄魅録 – GANZ METAL FAB

MLe Face Mirror アイアンフェイスミラーのオーダー製作例

 

11月は更新が滞りまして、あっという間の師走でございます。。。

2016年の最後の一ヶ月がどのような更新状況になっていくかのお約束はできませんが画像も溜まってしまっていますので頑張ってまいります!!

Mary Lou eye’s さんから Face Mirror のオーダーをいただきまして、特別仕様にて製作させていただきましたのでご紹介させていただきます。

鏡を扱う本職の方からのオーダーはなぜか緊張してしまいます。。。

今回から仕様に追加された項目もあり、大変お時間をいただいてしまいまして申し訳ございませんでした。

それでは製作工程の一部を早速。

 

まずはベースの極厚鉄板を加工していきます。

旋盤で外周切削、面取り、センター穴加工をしていきます。

 

 

センターボスを丸棒から削りだしていきます。

ここは地味に時間が掛かってしまいます。。。

 

 

外周に装飾の溝を掘って、センターにタップをたてて雌ネジをきります。

フレームの両サイドのボスも削りだしていきます。

これで旋盤作業は一段落。

 

このような可動部分があるアイテムは特になのですが何度も何度も組んではバラして 仮組を繰り返します。

いろいろ端折っていますが、鉄部分の作業と並行してミラーの処理や木工も進めています。

全てを分解して塗装行程に入ります。

フレームの鉄部分は入り組んだ構造の為 メンテ性をよくする目的でワックス仕上げではなく マットクリヤーペイントを基本仕様としています。

今回はベース部分にロゴ入れのご相談もいただきました。

鉄の経年変化とマッチするよう ペイントでロゴ入れしていきます。

 

 

ベースの鉄の表面は 黒皮の積層痕がテクスチャになっていてロゴ入れ後の加工でグッと表情が良くなります。

 

摺り合わせをしっかり行ったモール材も 着色→仕上げ後に組み付けていきます。

シャープ かつ ディープ な個性的なフレームは映り込みも最高です!

 

可動部分も丁寧に組み付けして ヌルッと回転して ガチッとロックする操作感抜群のミラーに仕上げます。

ミラーサイズは標準仕様よりも少し小さめのサイズをご指定いただきました。

事前にシュミレーションしておいたとおり とてもバランスよく仕上がりました。

ベースの底には テーブル保護用のクッション(ファブリック)を付けていますので安心してご使用いただけます。

金沢の素敵な眼鏡屋さん。

僕も今年はじめてお邪魔させていただきましたが、最高な雰囲気 ・ 豊富なアイテム ・ 素敵なオーナー様ご夫妻でついつい長居してしまいますよ!

[ Mary Lou eye’s ]

ご利用ありがとうございました。

また金沢行っちゃいます!!!