マーキーライトで彩る店舗ファサードをご紹介【オリジナルのフォントデザインを使用】
マーキーライトと呼ばれる裸電球の電飾看板を製作させていただきました。
高級感漂う素敵なセレクトショップのショーウィンドーに施工させていただきましたので、ファサード全体の雰囲気をお伝えできるよう画像多めですのでご紹介いたします。
「全体」と「詳細」の2部に分けさせていただきます。まずは【前編】として「全体のイメージ」をご紹介いたします。
ファサードの迫力にピッタリなサイズ感を狙いました
サイズを決めるために行った今回の手順をご紹介いたします。まず事前に行った現場の採寸をもとにCADで実寸縮尺の図面を製作します。
その図面と写真を合成するベースをつくってから、実寸ベースでデザインしていきます。
「デザイン」と「各部の設計」と「実寸での製図」をセットにした進行は開業時から変わらず続けていますが、年々精度とスピードが上がっているのが実感できて嬉しいです。
こうすることで、納品・施工時のトラブルも回避できますし、何よりもお客さまと僕のイメージをしっかり現場に表現することができます。
フォントは綿密に打合せをしてデザインしました
「チャンネル文字」や「カルプ文字」などと言われている箱文字部分をシートメタルから製作し、ベアメタル(鉄)の質感を生かした仕上げにしています。
アルファベットの組み合わせを大文字のみのセットにするか小文字を混ぜるか、フォントはどんな感じにするかを何度もやり取りしながら決めていきました。
既存のフォントを使用するのではなく、装飾的でマーキーライトとしての存在感があるフォントをオリジナルでデザインしました。
狙いどおりの光量に仕上がりました
施工場所が反則なくらい雰囲気がいい空間で緊張しましたがイルミネーションサインらしい存在感で光量もいい感じにまとまって一安心です。
使用する電球のサイズと明るさをもとにして、レトロ感ある絶妙な雰囲気を狙ってテストを繰り返した甲斐がありました。
遠目でもクリア電球のキラキラした光が反射面のテクスチャと混ざっていい感じに乱反射しているのが伝わります。
LEDもサンプルまで用意して検討したのですが、今回はフィラメントの電球で大正解でした。
鉄の素地のメタル感が独特の雰囲気を演出しています
箱文字部分に着色をせず、鉄のメタル感を生かした仕上げにしたからこその表情です。
細部は後編でご紹介いたしますが、急な思いつきからサンプルを試作して速攻でオッケーをいただいたこのテクスチャが、驚くほどにいい演出をしてくれています。
続きは後編の
マーキーライトのオーダー製作例【様々な角度の詳細画像を公開】
をご覧下さい。
こちらのサインのサイズや仕様、お問い合わせの詳細は下記の専用ページからお気軽にご連絡ください。