
本革ベルトのディスプレイ用にデザインした、黒皮鉄のアイアンベルトラックです。
ベルトの存在を邪魔しない細身のフレームで構成しながら、店舗什器として必要な強度と安定感を確保できるよう設計し、専用ジグを多数制作することで精度を追求しました。
黒皮鉄の素材を活かした各部の詳細と、実際に店舗で使用したイメージを合わせてご紹介します。



細身のフレームで構成した黒皮鉄のアイアンベルトラック
W450×H1500×D300mmのスリムなサイズで、上段(H1440mm)と下段(H1170mm)にそれぞれ5本のフックを配置したアイアンベルトラックです。
フレームには黒皮鉄の丸棒を使用し、加熱して曲げた丸棒をTIG溶接で高精度に組み上げています。各部の組立には、専用に設計・制作したジグを使用し、複数台の制作にも対応できる仕上がり精度を確保しました。
過度な装飾は避け、黒皮鉄の素材感と構造そのものを活かした、シンプルで工業的なデザインに仕上げています。
仕上げは、黒皮鉄の経年変化を楽しめるワックス仕上げを基本としています。日々のメンテナンスの手間を軽減したい場合には、マットクリアペイント仕上げも選択できます。
脚部には、床面を保護しながら安定した設置ができるよう樹脂キャップを装着。黒皮鉄の素材感に合うものを選んでいます。



ベルトを見やすくディスプレイするフックの間隔と収納量
フックには直径6mmの丸棒を使用し、先端に僅かな曲げ加工を加えています。1本のフックの長さは110mm、フック同士のピッチは85mmで、上下段にそれぞれ5本、合計10本を配置しました。
組み立てには専用治具を使用し、フックの高さや間隔を揃えることで、整った配列に仕上げています。
ヘヴィな本革ベルトにも対応しており、1本のフックに5本程度をディスプレイでき、ラック全体で50本程度の収納量を確保しています。
85mmの余裕を持ったピッチにすることで、幅のあるベルトや大きめのバックルを使用したモデルにも対応。バックルを含めたベルト全体のディテールを確認しやすく、ラックからの取り出しもスムーズに行えるようレイアウトしています。


アパレル店舗で使用するアイアンベルトラック
実際のアパレル店舗で使用しているアイアンベルトラックの様子をご紹介します。
レザージャケットをディスプレイしたスタンダードハンガーラックの横に設置し、黒皮鉄の什器とレザーベルトの質感が自然に調和する構成となっています。ウォルナットの壁面とも馴染み、落ち着いた雰囲気の空間に合わせて使用されています。
W450×D300mmのスリムな形状を活かし、ハンガーラックの横や什器の間など、限られたスペースにも設置しやすいサイズです。
また、S字フックなどを併用することで、ベルトだけでなく、ストールやネクタイ、マフラーなどのディスプレイにも応用できる店舗什器です。
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