Blog | 鉄魅録 – GANZ METAL FAB

削り出しブラスノブの製作と使用例

先日アップしましたアクセサリーケース用に製作したブラスノブについて
画像多めでアップしておきます。

 
まず、基本デザインは以前製作した灰皿のトップエンド(ブラス)や
サークルハンガーラックのトップエンド(鉄)が個人的にお気に入りなため
それを採用しました。

製作するアクセサリーケースに合う様に細部のデザインやサイズをきめたら
旋盤(クルクル回した材料に刃物をあてて削っていく工作機械)に真鍮の丸棒をセットして
早速削っていきます。

続いてギザギザ(ローレット加工)を入れます。
今回は装飾としての目的がメインですが、工具などの滑り止めとして用いられるのが
一般的だと思います。

くびれを仕上げたら、切断して底面の加工の準備をします。

端面を仕上げて、取り付け用のネジを切ります。

これで形状は完成です。
加工方法や手順は人それぞれだと思いますが、狙い通りのものを
いかに短時間で作るかが いつも自分との戦いです。
まだまだ修行中の身でございます。。。

今回はさらに軽くエイジングして、黒皮の鉄の雰囲気と合わせました。
エイジングの有無に関係なく 経年変化で素材の違いからでる独特の雰囲気が
楽しめます。

こだわりのオーダーありがとうございました。

※2013年製作アイテムですが旧ブログより転載してご紹介しています。
※2018年更新済み