
店舗ファサード用に、黒皮鉄のスロープをオーダー制作いたしました。現場の複雑な高低差を細かく採寸し、バイクのスムーズな搬入と、ガタツキのない構造を実現。今回はその制作過程や設計のこだわりなどをご紹介します。
現場の複雑な高低差に対応した採寸と設計
設置場所の複雑な傾斜(レベル)を補正する必要があったため、レーザーを使った精密な現場採寸を行い、CADで細かく設計しました。バイクをスムーズに搬入でき、ガタツキのない構造を実現するため、各部の高低差を丁寧に調整しています。最終的に設置する段階で、現場での微調整が可能な構造にすることで、予期しない段差にも対応できるようにしました。
チェッカープレート(縞板)には、一定の滑り止め効果がありますが、バイク搬入時や雨天を想定して、スロープには等間隔で鉄筋を溶接し対策しています。
黒皮鉄の質感を活かすペイント仕上げと経年変化
黒皮鉄の素材感を活かしながら、屋外での使用に耐えられるよう、ウレタン(2液)のマットクリア塗装で仕上げています。黒皮の自然な質感を損なわないよう、ツヤ消し加減を調整しました。
使用時の摩耗や軽微な損傷により塗膜が傷付くことで錆が発生しますが、構造や強度に影響が出ない範囲でおさまるように工夫しています。
鉄の経年変化を好むお客様用の「特別仕様」になっています。
設置場所周辺への錆移りが、特に目立ちやすい単色のコンクリートなどへの施工する場合や、納品時の黒皮鉄のそのままの雰囲気を長く楽しみたい場合には、この仕様はおすすめできません。
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