Blog – GANZ | Metal Fabrication

【GANZ・23周年】あらたな決意と「Metal Fabrication」

GANZのアイコンとなる、アルファベット「G」の大型マーキーライト。2台を横並びに設置して、フィラメントの優しい光にライトアップされたGANZショールーム内で撮影した実際の使用イメージ。

いつもGANZをご利用いただきありがとうございます。
GANZをスタートして丸23年が経過し、みなさまのおかげで多くのご依頼に支えられながら24年目をスタートすることができました。

節目のタイミングですので、今の僕自身の思いや考え、近況報告と今後の活動などについて書いてみようと思います。

ガレージをイメージしたGANZショールームのディスプレイ。メッシュ棚オプションを装着したサークルハンガーラックにレザージャケットが掛けられ、周囲にヴィンテージヘルメット、ハーレーダビッドソンのオイル缶、背景にヘルメットラックが配置されている空間。

GANZの「ものづくり」と「Metal Fabrication」

GANZをスタートして23年。僕自身のものづくりの経験は、幼少期から合わせると40年以上が経ち、今年で50歳という大きな節目を迎えました。

GANZの主軸は、金属加工・制作を意味する「Metal Fabrication」です。鉄家具や店舗什器、サイン看板、照明器具など、形にするプロダクトは多岐にわたります。それを支えているのが、溶接や旋盤、鈑金といった金属加工の技術はもちろん、塗装、縫製、木工、さらには電気工事(PSE対応)や機械の修理までを自社で行う設備環境です。

日常生活から生まれる気付きやアイデアを、デザイン・設計に落とし込み、サンプル制作からテスト・改善を繰り返して新作をリリースする。この一連のプロセスを他人に委ねず、すべて一貫して自社で行うことの重要性と楽しさを、今あらためて実感しています。

モノが溢れる時代だからこそ、「GANZにしか作れない、自分たちが本当に必要なもの」を実直に追求し続けています。

GANZショールームの一角に設置されたスラントアームハンガーラック。レザージャケットが掛けられ、隣の壁面にはヘルメットラックとヴィンテージヘルメットが配置されているディスプレイの様子。

GANZ FACTORY STORE [ GFS ] をとりまくコミュニティ

2020年にオープンしたショールーム兼店舗「GANZ FACTORY STORE [ GFS ]」は、今年で7年目に突入しました。これまで、インテリアやファッションを愛する多くのお客様に支えられて今日があります。

GFSのベースにあるのは、旧い車やバイク、そして音楽(楽器)といった、僕たちが深く身を置いているカルチャーです。これからは、それらのカルチャーと、これまで培ってきたインテリアやファッションとの関わりを、さらに深く交差させていきたいと考えています。

単にモノを販売する場所ではなく、この世界観やカルチャーを一緒に楽しむみなさんと、日々の楽しみや喜び、そして新しい価値観を共有し合えるような場所にしていきたいです。

これまでの活動記録と今後の発信

これまでの活動の中で、過去の作品や制作の記録画像、そして動画データが大量に溜まっていました。それらのデータを眠らせず、しっかりと形にしてみなさまにお届けするため、昨年(2025年)の11月頃からデータの整理と発信を少しずつ開始しました。

取り組みを始めて約半年が経過し、課題だった発信のペースも徐々に改善されつつあります。今後はさらにデータの整理を進め、これまで以上に発信に注力していく予定です。

また、普段の制作の中で撮り溜めている作業中の新しい「動画」もたくさんあります。今後はテキストや写真だけでなく、こうした動画による発信にも力を入れていきます。具体的な改善内容や新しい試みについては、また改めてこちらのブログでご案内します。

ウォルナットの壁面を背景に、未発表の新作LEDスタンドライトが点灯している様子。その光が専用スタンドに載せられたヴィンテージパーツを照らし、傍らにはヘルメットラックとヴィンテージヘルメットが並ぶショールーム内のディスプレイ。

「鉄と光」を構成するプロダクト

『鉄と光』を構成するプロダクトを一貫して制作。
20年以上にわたり、鉄と共に歩み、構造的深淵に迫る。

これは最近、Instagramの発信でも使っている言葉です。
データの整理と発信を再開する過程で、「僕自身のものづくり」について深く考える機会が増え、今後の活動の新たなテーマとしてこの「鉄と光」という言葉を加えることにしました。

僕が魅了されている、フィラメントや真空管の柔らかな光がもたらす心の落ち着きと、独特のワクワク感。時代が変化し、LED化が進む現代だからこその苦悩や挑戦もあります。

鉄や木、レザーといった魅力的な素材や空間を、静かにライトアップしてその魅力を増幅するような照明器具を作りたい。これが僕が照明器具の制作をはじめたきっかけです。

電気工事士の資格を持ち、PSE(電気用品安全法)の許認可を受けているGANZだからこそ、施工工程まで考慮した設計、安全性とデザイン性の両立、そして量産品にはない手作業の温かみや歴史的背景をプロダクトに反映することができると思います。

機械設計を学び、自ら図面を描きながら追求している「構造的深淵」を、これからの作品で表現していきます。
新作のスタンドライトのリリースを楽しみにお待ちください

23年かけて積み上げた環境を活かす

23年という歳月をかけてコツコツと制作してきた自作の工具や、自ら整備し、改善を繰り返しながら信頼関係を構築してきた工作機械。そして、資料を読み漁り、世界中の情報をかき集めては工場に籠もり、果てしない試行錯誤の末に習得してきた経験と技術。

ふと冷静にまわりを見渡したとき、数年前の自分が喉から手が出るほど渇望していた環境や技術が、いつの間にかすべて自分のものになっていることに気がつきました。

動画にあるように、今のGANZは、金属加工における幅広い表現や加工を自社内で完結できる体制が整っています。

これからは、この23年かけて積み上げてきたGANZの技術と環境を最大限に活かし、あらたな気持で「ものづくり」を探求していきます。

あらためて、24年目のGANZをよろしくお願いいたします。

GANZ 代表 光飛田 晴也

お問い合わせや各種ご相談は、リンクの専用ページからご連絡ください。