Blog | 鉄魅録 – GANZ METAL FAB

【現状報告】部材供給の不安定化と、GANZにおける品質維持のための備え

GANZの制作現場にて、供給不安定が続く塗装用シンナーとTIG溶接用タングステン電極、その基幹ツール。品質と美学を守り抜くために先行確保した部材の記録。

中東情勢や国際物流の変化は、 ものづくりの現場にも、確実な影を落としています。
GANZにおいても、 特定の基幹部材の調達が非常に不安定になっています。

現状と背景 ― 供給不足に直面する基幹部材

特にGANZの制作において深刻な影響が出始めているのは、 以下の素材です。

  • 塗装・洗浄の要: シンナー、塗料、脱脂剤(シリコンオフ)
  • 溶接の生命線: TIG溶接用タングステン電極

これらは単なる「消耗品」ではありません。

鉄の質感を決定づける最後の仕上げや、 高剛性を生み出すための精密な接合。
それら「GANZの品質基準」をクリアするために、 簡単には代えの効かない重要なピースです。

供給の停滞や納期の遅延と価格上昇は、 そのまま制作スケジュールの停滞に直結する危険性を秘めています。

こだわりとプロセス ― 品質維持のための「備え」

「素材が手に入らないから、品質を落とす」
という選択肢は、GANZにはありません。

基幹部材であるシンナーやタングステン電極については、 事前に一定量を確保しました。

その他の主要部材についても、 リピート性や汎用性が高いものを中心に、 通常よりも厚めにストックしています。

万一の事態には代替え案での対応を余儀なくされますが、 その場合には、テストや設計変更といった「事前準備」を必須としています。

これは、単なる「置き換え」ではなく、 「GANZの品質基準」をクリアするための物理的な検証作業です。

これまでの膨大な制作データを有効活用し、 実績のある部材で安定した制作を続けられるよう、 できる限りの対策を講じています。

展望と提案 ― 今後の懸念点とご相談のタイミング

今後の展開において、部材の調達と同様に注視しているのが「物流」です。

世界的な燃料価格の高騰に伴い、 大型商品の送料についても、今後はさらなる価格高騰が予想されます。

また、以下の素材やパーツを使用するアイテムについては、 特に早めのご相談を推奨いたします。

  • 照明器具(精密な内部パーツの供給不足)
  • 樹脂系素材
  • 木材

これらは情勢の変化を受けやすく、 納期やコストが急激に変動するリスクを秘めています。

「いつか頼もう」と考えてくださっている方は、 具体的な予定が決まる前でも、まずは一度お声かけください。

現在の部材ストック状況や物流の動向を踏まえ、 その時点で「最善の着地点」について、ご要望をお伺いしながらご提案させていただきます。

不安定な時代だからこそ、後悔のない確かなアイテムを手にしていただけるよう、今後もできる限りの誠実な対応を続けてまいります。

オーダーに関する詳細は、Custom Order の各専用ページよりお知らせください。