Blog | 鉄魅録 – GANZ METAL FAB

【GANZの機能美】TIG溶接のビード(溶接痕)をデザインへと昇華

一般的な家具では隠されることが多い「溶接痕」を、GANZでは剛性の要として、あえて意匠(デザイン)の一部へ昇華させています。

サークルハンガーラックやスタンドライトの制作過程から見る、構造的な必然性が生む「機能美」としてのTIG溶接の在り方を解説します。

GANZ製サークルハンガーラックのトップ装飾とブレース(補強)をTIG溶接。剛性の要となるビード(溶接痕)をデザインとして採用。
GANZ製サークルハンガーラックのトップリングをTIG溶接。ビード(溶接痕)や独特の焼け色をアイテムの深みとして昇華。

レザージャケットの重量に耐える・装飾と剛性の融合

レザージャケット23着分の重量にも耐える「Circle Hanger Rack Type1」。
外径φ700ミリのサークルリングと支柱を繋ぐブレース。旋盤で削りだして制作したトップの装飾。

これらの接合も全てTIG溶接で行ったものです。
ウロコ模様のビードの幅や間隔の違いは、職人の経験により全て自由自在にコントロールしています。

GANZ製サークルハンガーラックの脚部をTIG溶接。滑らかなビード(溶接痕)により、高い強度と意匠性を両立。
GANZ製サークルハンガーラックの脚部をTIG溶接。入り組んだ構造部において、均一なビード(溶接痕)で確かな強度を確保。

剛性の要・支柱と脚部を繋ぐ滑らかな溶接ビード

サークルハンガーラックの脚部の溶接です。
支柱のパイプと脚のフラットバー。脚のフラットバーと旋盤で削りだしたアジャスター用のボス。

剛性の要となる、重要な部分です。
特に支柱と脚の溶接部は、強度を優先した構造に設計しており、それに準じて溶接部分の強度にもこだわって作業しています。

GANZ製スタンドライトのアームパイプをTIG溶接。流れるようなビード(溶接痕)で強度と造形美を追求。
GANZ製スタンドライトのアームパイプとベース接続部をTIG溶接。ポジショナーを用いた回転溶接により、全周にわたり均一なビード(溶接痕)を形成。

繋ぎの美学・アームの曲線と削り出しパーツ

パイプの曲線アーム、旋盤で削り出した接続パーツ、極厚鉄板のベース、スタンドランプを構成するこれらのパーツも、TIG溶接で接合しています。

溶接ビードの肉盛り加減を狙いどおりに調整できるのもTIG溶接の魅力。これにより、剛性のコントロールはもちろん、素材の特徴や全体のデザイン性を損なわない、自然な接続が可能です。

GANZの機能美をみなさまの日常へ

職人の手仕事が生む「構造的な必然性」と、時を重ねるほどに深まる「鉄の表情」。
GANZが追求する機能美が、みなさまの大切な空間を彩る力になれば幸いです。

オーダー制作のご相談や、現在のラインナップは以下のリンクよりご覧ください。