一般的な家具では隠されることの多い「溶接痕」。GANZではそれを剛性の要(かなめ)として捉え、あえて意匠の一部へと昇華させています。
サークルハンガーラックやスタンドライトの製作過程から紐解く、構造的な必然性が生む「機能美」。その中核にあるTIG溶接の在り方を解説します。


耐荷重と意匠の共存:レザージャケット23着を支える剛性
23着のレザージャケットという過酷な重量を支える「Circle Hanger Rack Type1」。
φ700mmのサークルリングを保持するブレースや、旋盤加工によるトップ装飾。
そのすべての接合点に、TIG溶接を採用しています。
溶接ビードのピッチや積層の厚みは、長年の経験値によって最適化され、強固な剛性と意匠としての美しさを両立させています。


剛性の要:支柱と脚部を強固に繋ぐ溶接ビード
サークルハンガーラックの根幹を支える脚部の接合。
支柱となる鋼管(パイプ)と脚部のフラットバー、そして旋盤加工で削り出したアジャスター用のボス。
これらは、プロダクト全体の剛性を決定づける極めて重要なセクションです。
特に支柱と脚の接合部は、物理的な強度を最優先した構造設計を施し、その設計意図を完遂するために、溶接ビードの溶け込みと強度には細心の注意を払って作業に当たっています。


繋ぎの美学:アームの曲線と削り出しパーツの融合
パイプによる曲線アーム、旋盤で削り出した接続パーツ、そして極厚鉄板のベース。スタンドランプを構成するこれらの異種形状パーツも、すべてTIG溶接によって接合しています。
溶接ビードの肉盛り(余盛)加減を狙い通りにコントロールできる点は、TIG溶接最大の利点。これにより、剛性の最適化はもちろん、素材の質感や全体の造形美を損なうことのない、極めて自然な繋がりを実現しています。
GANZの機能美をみなさまの日常へ
職人の手仕事が生む「構造的な必然性」と、時を重ねるほどに深まる「鉄の表情」。
GANZが追求する機能美が、みなさまの大切な空間を彩り、共に時を刻む力になれば幸いです。
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