イメージした色を求めて

1年ほど前のことになりますが、コツコツと進めているプロダクトで使用する「塗装色」の相談のために、僕が「人」としても「職人」としても尊敬している先輩の仕事場にお邪魔してきました。

僕のイメージの中にある2色のメタリック色を、実際に調色して色見本をつくり、今後様々な塗料や塗装方法でこの色を再現できるようにするための調色データや塗装回数、塗装方法などを細かく決定していくとても大切な工程です。

普段自分で行っているソリッドカラーの調色と違って、メタリック色の調色には独特のノウハウが必要だと思っています。そこで技量も材料も豊富で僕の好みを理解して熱心に追求していただける先輩にお願いしたのです。

簡単なヒアリングをもとに、調色のための原色をセレクトして調色。

テストピースをペイントして、それを基準にして 更に僕の好みを探りながら理想の色に近付けて行く作業を繰り返します。

途中何度か先輩からの提案で、メタリックの種類を変えたり塗り方を変えたりして、沢山のアドバイスをいただきました。

国による色の違いや、塗料の進化と時代背景、それによる経年変化の違いなど普段あたりまえのように目にして、特別な意識をせずに感じている「色」の奥深い部分についても 詳しくレクチャーしていただきました。

おおよその「色」が見えてきたら、何度も何度も微調整を繰り返して照明や自然光などの異なる環境下での見え方まで比較しながら最終的な「答え」を見つけていきます。

そしてイメージ通りの2色の色見本をつくっていただきました。

自分がイメージする色ができあがる喜びがこんなにも大きいものだとは思いませんでした。

また、「職人」といえる方のお仕事に密着させていただく貴重な経験をさせていただけた事によって、様々なことを全身で感じて、深く考えさせられる部分が多く、今後の自分にとっての大きな糧を得ることができました。

新しいアイテムの準備は着々と進んでおります。

まもなくみなさまにお披露目できると思いますのでいましばらくお待ち下さい。

[ DRESS OUT ]