ヴィンテージパーツを加工【スタンド灰皿用のベースを製作】
スタンド灰皿のベース部分の素材として、古い機械の部品を用意しました。
旋盤を使用して各部を加工しましたので、その一部をご覧ください。
素材の持ち味(経年変化)を生かして加工
何十年もの長い間に積み重ねてきたヴィンテージならではの貴重な「経年変化」を崩さないように、まずは最低限の洗浄をします。
パーツの状態に合わせて、使用する洗剤や溶材の種類にも配慮が必要になってきます。
各部を採寸して加工プランをしっかりと錬っていきます。
「機能」と「デザイン」を満たす加工
まず「機能面」では、床と接する面に対してセンターのボスの部分が飛び出してしまっているので、ここを削り取っていきます。
旋盤にチャックする際にも、新しい傷を付けてしまわないように対策します。
次に「デザイン」面になりますが、灰皿全体を仮組して見てみるとベースの高さによって存在感が出すぎている印象でした。
ということで、削り代を検討して高さを詰めました。
パーツ単体ではなく、これから製作するアイテム全体をイメージしながら加工していくことがとても重要になってきます。
仕上げは軽くエイジングして整えます
削った部分は、新しい地金が出てしまいますし、元々の素材自体の雰囲気もアイテム全体と自然に馴染むとは限りません。
新しく加工した部分や、製作した部分、それから必要に応じてヴィンテージパーツ側も軽くエイジングして、パーツ同士が馴染むように灰皿全体を仕上げていきます。
今回はベース部分のみのご紹介ですが、あらためて灰皿全体のご紹介をさせていただきますので、今しばらくお待ちください。
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