今日は、まもなくリリースされる GANZ METAL PRODUCTS の2018-1 コレクションアイテムの製作風景を少しだけご紹介したいと思います。
本題に入る前に、今回のコレクションからいろいろ変化していますのでそれについてご案内させてください。
まずは今回から一度に発表するアイテム数を絞っています。
これは、GMPの生産リズムと GANZのメインワークである店舗什器や家具のオーダー製作のバランスを整えてこれまで以上に ひとつひとつのアイテムや お客さま一人一人に対してしっかり向き合って「ものづくり」をしていきたいと考えているからです。
次に新作発表のタイミングですが、現時点では年に3回から4回程度をイメージしています。
アイテムを絞っている分、リリースまでのスパンを短く設定できるという利点を生かして、小さな発表を繰り返していくスタンスです。
1年かけてその年のコレクションをじっくりつくり上げていくことを僕自身も楽しみたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。
それでは本題の 2018-1コレクションアイテムの製作風景に話を戻します。
ここでは各工程を細かく説明するのではなくなんとなく「こんな感じでつくってるんだ~」といったイメージを感じていただけたら嬉しいです。
今回はレーザ加工でロゴを抜いたアイテムが登場しています。
レーザー加工はデザインしたイメージをCADデータにすることで工作機械が自動で高精度に加工してくれるというメリットがある反面細かいニュアンス表現がないので味気ない表情になりがちな傾向があります。
デザインの段階からこのあたりの対策を考慮するのですがやはり最後は手作業でいい表情に仕上げていきます。
たかがバリ取り作業でも 結構イメージが変わってくるんですよ。
抜きロゴ部分はヤスリで地道に仕上げます。
エアーツールなどもいろいろ使ってみましたがイメージ通りにいくのは結局手作業でした。。。
時間はかかりますがここはジっと我慢です。
特にこの時期(夏場)は鉄が錆びやすいので全作業グローブ必須です。
基本的には季節に関係なくグローブをしていますがこの時期においては素手は一瞬たりとも許されません。
このあとの塗装工程にも大きく影響する部分ですので注意深く作業しています。
さてこちらは、メタルプロダクツといいながら金属製品ではありませんw
テーブルを製作させていただいたお客さまには「無垢材のウッド天板やラッカーペイントフィニッシュの天板は高温のカップや水滴が付いたグラスの使用に注意してください。」
といったお願いをしていまして、そんな普段の会話のなかからこのコルク製コースターが誕生しました。
GANZプリントによってひとつひとつ手作業でプリントしています。
インクの調色・テストから、効率よくプリントするためのガイド製作までいろいろ・・・(マニアックすぎるので割愛しますね)
それぞれのアイテムに合った梱包材をセレクトして雰囲気よく仕上げられるように心がけています。
ほとんどのアイテムに取扱マニュアルが入っていますので捨てないでザッと目を通してくださいね。
僕自身が、箱を開ける時のワクワク感がもの凄く好きなのでこれをみなさんにも感じていただけたら嬉しいです。
ラッピングが終わった箱が積み上がるといよいよ出荷の準備です。
全国のディーラーさんのもとに破損無く無事に到着できるように更に厳重に梱包して出荷します。
さて、GMPアイテムの製作風景を感じていただけましたでしょうか?
「手づくりの1点もの」と「量産品」のそれぞれのメリットを僕なりに湧出して、GMPでは「適度な量産性をもった味のあるアイテム」を展開していますので、是非お近くのディーラーさんで手にとってみてください。