アイアンフレームのオリジナルソファ製作記 #01 – 鉄脚パーツの削り出し
第1回は、個性的なアイアンレッグ(鉄脚)のパーツを鉄の塊から削り出す工程です
アパレルブランド BANKROBBER(バンクロバー)とのコラボレーションから生まれた「2.5人掛けのオリジナルソファ CRESCENT」の製作記をご紹介いたします。
第1回目の今回は、個性的なアイアンレッグのパーツを鉄の塊から削り出す工程をご紹介いたします。記事が10回に分かれていますので、少々見にくいかと思いますがリストをご用意しましたので是非最後までご覧ください。
削り出し部品を採用する理由
今回ご紹介する部品は鉄脚の「アジャスターの受け」になる部品です。
パイプに直接 雌ネジ部品を溶接してアジャスターを付けてしまうのが製作上は一番手軽です。
しかし、デザイン的にはいかかでしょうか?
機能的な部分においても、パイプ径と同径の小さなアジャスターを使用するのか、それともパイプ径よりも大きなアジャスターをそのまま付けるのか。。。
必要に応じて設計し、削り出した部品は、必要な接地面積が確保され、アジャスターにかかる力をフレーム全体でしっかり受け止める構造を実現します。
ここにも有名な建築家の言葉 「形(形態)は機能に従う」があてはまる気がします。
つまり、デザイン的にも機能的にも大きなメリットをもたらすのが「削り出し部品を採用する理由」です。
1点1点 鉄の塊から工作機械を駆使して丁寧に削り出して製作する工程は、製作する僕自身が大好きな作業です。
ひきつづき 第2回は 「座面と背もたれのブラケット製作」です。是非ご覧ください。
ソファの詳細は以下の各アイテムページをご覧ください